G I M P 2 ペイント系のフリーソフトGIMPを使用して重ね図を作成します(空中写真を下に、国調地図を上に重ねます) GIMPはUNIX互換OSではデフォルトで同梱されています、 写真を並べて表示したり、いろいろな場面に応用出来ますので、ぜひ、チャレンジしてみて下さい この操作説明書を印刷される場合は(awasezu.pdf)をダウンロードしてお使いください |
1.GIMPのダウンロード先→→→http://www.geocities.jp/gimproject/gimp2.0.html 同サイトには、GIMP2の機能を習得する為の基本操作マニュアルやGUGチュートリアルなど多く用意されておりますので、 是非ご活用ください。 |
2.適当なフォルダにダウンロードして、解凍後に、SETUPしてください |
3.国調地図をスキャナでスキャンします ファイル→画像の生成→スキャナ/カメラをクリックする |
スキャナーはメーカーにより設定等が異なります、最初は解像度を低くしてから始めて下さい また、パソコンの性能により処理スピードが変わります、各自のパソコンの性能に応じて解像度を調製して下さい 4.入力画像の角度調整 読込後に図面右上部を拡大します ツールボックス拡大ツール@をクリック後、A範囲を指示します |
5.回転 左に少し傾いている画像を右に回転します ツールボックス回転のアイコンかメニューバーのツール→変換ツール→回転を選んで下さい |
6.回転調製 @の所で角度を決める Aの所のゲージ数値を見ながらB上下にスクロールする(縦の線が垂直になるまで角度を調整する 調製が終わったらC回転をクリックして確定する |
7.後処理を容易にするため、Aこの透明部分を削除する(回転処理のため四隅に透明部分が出来る) @レイヤー→透明部分→アルファチャンネルを削除 |
8.画像をRGB形式に変換(スキャンした状態でRGB形式で取り込まれている場合もあります) @画像→モード→RGB |
9.地図右側の画像ファイルを保存 |
10.ファイルタイプを指定して適当な所に保存 @ファイルタイプを選択する GIF画像を選択して、適当な名前を付けて保存する |
11.左側の図面を読み取り、画像を真っ直ぐに角度を修正後に画像の白の背景を透明化する @ツールボックス色域を選択する A白い部分をクリックする |
12.選択範囲を透明化する @ツールボックスの消しゴムを選択する Aブラシの大きめのものを選択する B最大に拡大する 画像上をドラッグしながら消していく |
13.消しゴムで消えない場合は、レイヤー→透明部分→アルファチャンネルを追加をクリックしてみる |
14.線データを選択する @ツールボックス、色域の選択をクリック A透明部分を選択 B選択→選択範囲を反転を選択 選択領域を反転させ線データをフロートさせる(透明領域以外を選択させるという事) |
15.線の色を変える @ツールボックス鉛筆で描画をクリック A色を赤に変える Bブラシを大きいのに変える C最大に拡大する D線の部分をドラッグする |
16.選択部分の解除 選択→選択を解除 |
17.右側図面を取り込む為サイズ変更 レイヤー→レイヤーサイズの変更 |
18.レイヤーサイズの変更 @チエーンを外す A幅数値の約2倍の数値を入れる Bサイズ変更をクリックして確定する |
19.画像を広く編集するためキャンバスをレイヤーに合わせます |
20.新しいレイヤーを追加します |
21.前に保存していた右側の図面を呼び出し全体を表示させて可視部分をコピーする |
22.左側の図面に戻り右側の図面を貼り付ける |
23.ツールボックス移動ボタンをクリックして右側画像を右に移動 |
24.貼り付けた右側画像を固定する @フローティング選択範囲を右クリック Aレイヤーを固定をクリックすると固定します |
25.左右画像つなぎ目を合わせる @ツールボックスのズームを選択 Aの範囲を拡大する |
26.詳細に合わせる @ツールボックス、移動をクリックする A右側画像を選択して移動させる |
27.左右の画像が重なった状態 下部部分もきれいに重なっているかをスクロールバーを下に下げて確認する |
28.背景色、白の部分を透明化する @ツールボックスの色域を選択をクリックする A白色の部分をクリック B消しゴムをクリック Cブラシの大きいのを選び、画像をドラッグしながら透明化する |
29.名前を付けて保存 15〜16.の線の色を変える作業を終えてから、ファイル→名前を付けて保存します |
30.GIFフォーマットで保存 @ファイルタイプを選択する AGIF画像を選択する B適当な名前を付けて保存する |
31.地図の取り込み 国土交通省オルソ化空中写真ダウンロードシステムからファイルをダンロードする。 http://orthophoto.mlit.go.jp/ オルソ化とは、地形の凹凸や画像の傾きの影響を取り除く補正処理のことをいいます。空中写真のように高度な場所から撮影をすると、端の被写体にひずみが 起こる場合があります。そのような写真に対してオルソ化処理を施すことで、GISを用いて地図データと重ね合わせることも可能になります。 |
32.地図相当部分を取り出す ダウンロードしたファイルを解凍して*.tifファイルをGIMPに読み込み、 @矩形範囲で国調地図範囲相当を範囲指定する Aコピーする |
33.画像を生成する 編集→クリップボードの内容で画像を生成します |
34.画像の形成 新しく生成した画像が出来ました @元の画像の表示を消す A新しく生成した画像を拡大する |
国調地図の画像の大きさの近くまでに拡大しておく @チエーンを繋いでおく A大きさをある程度合わせる(元の画像の大きさによって変わる) B拡大縮小ボタンを押す |
キャンパスサイズを画像の大きさに合わせます |
@チエーンを繋いでおく A画像のサイズと合わせる Bサイズ変更のボタンを押す |
35.名前を付けて保存 キャンパスサイズの変更が出来たら名前を付けて保存します ファイル→保存 (縮小拡大の表示はキーボードの−+キーに割り振ってあります) |
36.画像を重ねる 国調の画像を重ねる ファイム→レイヤーとして開く (前に保存していた国調の画像ファイルを選択する) |
37.画像の調整 画像の大きさを調整しながら重ねる 縮小拡大、移動を繰り返しながら合わせる (オルソ画像の道路や畦などに、国調の線を合わせる) |
38.完成 名前を付けて保存 ファイル→名前を付けて保存する |
完成しました 日常業務の他の画像処理にも応用出来るアイテムがいっぱい備わっています、GIMPはおもしろいですよ ぜひ操作方法を覚えて、ご活用下さい。 |